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伝統的な結婚式、最新のオリジナル結婚式、あなたはどっち?

日本には様々な結婚式のかたちがあります。
婚姻届の提出によって結婚が成立する制度にあっても、結婚式は「喜びの儀式」「けじめの儀式」として大切にされてきました。 現代においても「一生に一度のこと」と贅を尽くすという“イメージ”は根強いようです。

近年のウェディングの新基準

しかし、そういった"イメージ"も今は昔のこと。
ライフスタイル、ワークスタイルが多様化する昨今、結婚式にも実に自由な選択肢が与えられています。
例えば「結婚式が花嫁のためのもの」という考えは少し時代遅れで、いまどきの結婚式は、もっとイベント的でクリエイティブなものになりつつあります。

そこには、結婚するふたりだけでなく、それぞれが歩んできた人生に関わった多くの人が「当事者」として臨みます。
例えば、学生時代にしても社会人となってからも、出身地から離れた土地で暮らすことや転職することも珍しくない時代に、それだけ多くの出会いの中からの数名、数十名に選ばれた招待客は、ふたりの人生の主要な登場人物であり、結婚式の大事なキャストです。

主役と観客というような構図ではなく、全員が同じステージでたのしむべきものというのが近年のウエディングの新基準ではないかと思います。

「結婚式」と「結婚披露宴」

一般的に「ケッコンシキ」という言葉には「結婚式」と「結婚披露宴」の両方が含まれていて挙式披露宴はセットで考えられ、歴史的にも招待客を食事や装飾でもてなす披露宴が重視されてきましたが、近年は「挙式」を重視するカップルが増えているように感じます。

そこで、注目されている「結婚式」のかたちを2つご紹介します。

神社結婚式

1つめは「神社結婚式」です。
神社で挙げる結婚式のことで、いわゆる「神前式」の人気は近年ゆるやかな上昇をし続けています。
私たちの生活は意外に神社の近くにあり、初詣やお宮参り、受験前などにはたいてい参拝した経験があります。
そういう背景から、住まいの近くであるとか、ふたりのストーリーに縁のある神社を結婚式の舞台に決めるカップルが増えているのは自然なことなのかもしれません。

アクセスや施設設備、参列することができる人数など、神社の規模によりさまざまですが結婚式への希望を叶えてくれる神社は近年とても増えているように感じます。
もう1つの心のふるさとのようだとおっしゃったカップルも。
静かに手を合わせて、穏やかに迎えた始まりの日から、末永いおつきあいができるのも魅力ですね。

人前結婚式

人気がある挙式スタイル、もう1つは「人前式」です。
参列した「人」(=友人、知人、親族)に誓う結婚式です。
昔ながらの祝言に由来しているとか、海外のシヴィルウエディングに準えたものだとか、諸説ありますが、信仰によらないことや、特定の設備がなくてもできるというような自由度から広く知られるようになりました。

「誰に」「何を」「どう」誓うか

結婚するふたりに聞いてみると、意外にも様々な考えを聞くことができます。
例えば「誓いのことば」の中で、新郎新婦がお互いに、あるいは、互いの家族や友人に誓い、「見ていてください」と呼びかけることも。
誓いの言葉では、具体的な約束を交わすこともあります。
「仕事が忙しいふたりだけど、朝食は必ず一緒に食べよう」「5年後にはマイホームを」「年に一度は好きな海外旅行へ出かけよう」など…

ふたりがどんな未来を描き、どんな夫婦になっていこうとしているのか知ることは、なんだか清々しく、応援したいというような気持ちにもなりますよね。

結婚式を挙げるタイミングもカップルによって様々。入籍を先に済ませたり、結婚生活の中でコツコツ結婚式費用を貯めてから数年後に挙げるご夫婦もいます。
「ふたりらしく」「無理をしない」というのが今ドキ。
ご家族とも話し合い、ふたりに合った結婚式を実現してください。

岡村 奈奈氏
ウェディング・プランナー
岡村 奈奈氏

音大卒業後、結婚式場、ウエディングプロデュース会社、レストランなど各種スタイルの婚礼施設での勤務を経てフリーに転向。
ウエディングプロデュースのほかにも専門学校講師、メディア出演、商品企画、ブライダルイベント企画演出など多岐にわたる活動を展開。フリーランス・ウエディングプランナーのパイオニア的存在として注目されている。

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