地域貢献スペース
地域を知る、地域を楽しむ、地域とつながる・・・多摩地域の魅力を発信する拠点
- 地域を知る、地域を楽しむ、地域とつながる等、様々なテーマで文化・芸術を中心に多摩地域の魅力を発信する拠点です。
- 多摩地域で活躍する芸術系大学生や若手クリエーター等に開放し、作品展示できるスペースを提供しています。
- たましん本店本部棟2階 北側通路 利用時間 8:00~21:00 入場料:無料
企画展[2024.9-10]
あひるの泉
GREEN SPRINGSの噴水を眺めるのが好きです。毎時0分になると、辻井伸行さん作曲の音楽が流れて噴水の演出が始まります。そんな噴水の目の前にあるこの場所がずっと気になっていて、展示させていただくことになりました。
噴水から、マルセル・デュシャンの《泉》(原題:Fountain)を連想しました。アートの歴史を変えたとても重要な作品です。僕がよく用いるモチーフである「おもちゃのあひる」と「噴水」を組み合わせて《あひるの泉》という展示を企画しました。
横幅8mを超す大きなあひるの絵は、噴水越しにどう見えるでしょうか。この会場から見える噴水の絵も描きました。ぜひ、実際に見える風景と合わせてご覧ください。
- 明円 光
- 展示期間:2024年9月2日(月)~2024年10月11日(金)
企画展[2024.7-8]
河野志保 個展
揺れる恒常性:情報過多の中の自己
展示テーマは「恒常性」。スタートがゴールのように劇的に動きながらも、結局元の場所に戻る感覚を表現しています。私の作品は、過敏で散漫、激情と平静の間を行き来し、情報過多な現代社会の脆弱性を露わにします。私は大学在学中にネット依存と鬱病を発症し、卒業後も再発を繰り返しました。一般常識に乏しく、自立が困難な状況にあり、精神科の主治医からは自閉症スペクトラムやADHDが原因と示唆されています。私の作品はデジタル技術を駆使し、多摩地区で撮影した写真やスケッチを組み合わせています。情報が増幅され、悲痛で強度のある表現となっています。自閉症的な私は世の常識や家族の考えと自分の願いの境界線が曖昧で、生きづらさを感じながらも、独自の世界を表現しています。
- 河野 志保
- 展示期間:2024年7月15日(月)~2024年8月23日(金)