新年特別号[2018年1月]
新年のご挨拶 多摩信用金庫 理事長 八木 敏郎
謹んで新年のお慶びを申し上げます。昨年は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。
昨年を振り返りますと、国内経済は引き続き緩やかに回復を続け、大手企業では過去最高益を更新する企業も多く、日経平均株価はバブル期以来の高値を回復しました。消費においても回復の兆しは見せ始めたものの、依然不透明さをぬぐいきれぬまま、企業においては内部留保を強め、個人においても株高により一部富裕層での資産増加は見られましたが、広く所得や消費が回復するには至っていません。
私どものお客さまである中小・小規模事業者の方々においては依然として厳しい環境にあり、販路拡大や人材の確保、事業承継問題など経営上の様々な課題を抱えているというのが私の実感です。
また、地域社会においても少子化、高齢社会、人口減少など、長期的課題ではありますが、既に顕在化しつつある課題や、情報量の増大、ICT技術の進展などによる産業・社会構造の変化、それに伴う生活スタイルの変化など、今まさに現在進行形でおきていることなど、対応していかなくてはいけないことが山積しており、私どもが解決していくべき課題は数多くあると認識しています。
このような状況の中、たましんは事業所に対しては事業承継や創業支援、個人のお客さまに対しては相続や子育て支援、地域社会に対しては地方創生支援など様々な取り組みを通じて、お客さまが直面している課題の解決に積極的に取り組んでいます。
そして、たましんの課題解決の取り組みをより広く多くのお客さまにお伝えするため、昨年橋本支店と町田支店をオープンし、たましんは79店舗・4出張所となりました。なお、町田支店は現在、多摩センター支店内に窓口を設置して営業しており、今後、町田市原町田にグランドオープンを予定しています。
本年もたましんは、これまで同様、長期的な視点で地域社会やお客さまと課題を共有し、パートナーとして課題解決に注力していくことで、地域社会の明るい未来を創造していきたいと思います。
皆さまの健康とより一層のご発展を祈念し、年頭のご挨拶とさせていただきます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。